”うつ”の治療

”うつ”の治療

うつ,治療

 

 

 

 

”うつ”の治療

 

 

”うつ”は、早期に発見されれば、十分な療養と、的確
な治療によって、その80%が1年以内に完治すると言
われています。

 

 

しかし、”うつ”の治療中に「頑張れ」「そんなに落ち
込むな」などの叱咤激励は”うつ”患者には間違っても
言ってはいけません。本人は頑張りたいんです。

 

 

でもその心とは裏腹に、どうしても頑張ることが出来ないから、
苦しんでいるわけです。

 

 

かえって本人にプレッシャーをかけることになってしま
い、”うつ”治療の逆効果です。

 

また、みんながにぎやかに楽しそうにしているところへ
”うつ”患者を連れて行くのも、逆効果になります。一
見そういう場所に連れて行くのは、”うつ”の治療にな
るのでは?と一見よさそうに考えてしまいがちですが、

 

 

「みんなはあんなに楽しそうに、幸せそうにしているの
に、どうして自分は違うのだろう」
と考え、さらに深く”うつ”に落ち込んでしまいます。

 

 

 

私も最初はそう考えていました。”うつ”を一人で治療
しているよりも、友人に囲まれていたほうが”うつ”治
療にとっていいのではないかと。

 

しかし、”うつ”の本人にしてみれば、皆と同じようにで
きないもどかしさばかりが際立ってしまい、”うつ”の治療
になるどころかさらに自信を失っていってしまうようです。

 

 

 

人間の心理というのはとても難しいです。

 

 


”うつ”の具体的な治療法

 

 

 

”うつ”の具体的な治療法としては、大きく分けて3種
類あります。「休養」「抗うつ薬」「精神療法」です。

 

 

「静養」

 

 

「休養」は、仕事や学校を2、3日休んで、ゆっくり静
養すればいいというレベルではありません。少なくとも
数週間、または数ヶ月間休んで、じっくりと”うつ”を
治療するものです。

 

 

”うつ”患者が主婦である場合も、家事労働を休まない
といけません。その間、何も考えずにゆったり、のんび
りと過ごすことが”うつ”の大事な治療となるようです。

 

 

治療中に間違っても「自分は何をしているのか?」「こ
んなことをしていていいのか?」などと考えないことで
す。”うつ”を治療するために必要なことをしているん
だと考えることが大事です。

 

 

 

 

「抗うつ薬」

 

 

 

”うつ”は脳の中で必要な情報がうまく伝わらずに起き
ている障害だと考えられています。それを改善し、うま
く機能させるための適切な薬の投与が治療に有効である
と分かっています。

 

 

この「抗うつ薬」にはたくさんの種類がありますが、どの薬が、
治療としてに有効に作用するかは、すぐには分かりません。

 

 

いろいろな薬をその患者との相性を確かめながら、
少しずつ試していくという治療法です。そして効果が認
められたとき、その「抗うつ薬」の量を増やしていきます。

 

 

ここで問題となるのが、この薬の効き方です。即効性が
なく、効果が出てくるまでに少なくとも1週間、十分な
効果が期待できるまでには約1ヶ月かかるといわれてい
ます。

 

 

そのくせ副作用はすぐに出るため、相性が悪いと勝手に
判断してしまい、効果が出てくる前に飲むのをやめてし
まいます。

 

 

すぐに飲むのをやめてしまうと、その薬が本当に効果が
あるのかが分かりません。効果があったとしても、副作
用のために途中でやめてしまうと、約半数の人はまた再
発してしまいます。

 

 

投薬による治療は注意深くしっかりとやらないといけません。

 

 

 

「精神療法」

 

 

精神療法とはいわば、投薬が外側からのアプローチとす
れば、内面へのアプローチと言えます。

 

 

最初に薬物療法によって、肉体的な症状を緩和させ、そ
の後に”うつ”の患者さんの内面を改善していこうとす
るものです。

 

 

”うつ”の治療にはこの投薬と、精神へのアプローチの
両方がどうしても必要になってきます。

 

 

肉体の症状だけ緩和させても、心の治療をしなければ、
本当の改善にはならないからです。
比較的経度の”うつ”の患者さんには、この精神療法に
よる治療が中心となるようです。

 

”うつ”を発症するに至った原因のストレスがハッキリと分
かっている場合にこの精神療法が有効なようです。

 

 

 

 

 


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