転職はうつ病患者にとって仕方のない選択なのか
うつ病と転職、この問題はうつ病患者にとって切り離すに切り離せない
関係になります。
福利厚生の整った比較的大きな会社であれば、組合などもあり
従業員保護の体制は整っているでしょう。
しかしそうでない中小企業に関しては休む事は、給料がないという事に
直結する事が多く、その為うつ病の症状が出て働けない期間は
生活の保証はありません。
そう考えた時に転職を考える人も当然出てきます。
またうつ病が長引き、何カ月や何年の単位で休養すると必然的に
仕事を失うというケースも出てきてしまいます。
その結果、職を変えざるを得ない状況が必然的に生まれてしまい
大きなダメージを受ける形になります。
転職をせざるを得ない状況においても、次の職場で果たして自分の
うつ病の症状が出ないか?また出ても仕事がこなせる範囲の仕事なのか?
様々な事を考えて職を選ばなければいけません。
その為になかなか職が決まらないケースも多く発生してしまう結果となり、
社会復帰への一歩を踏み出せないでいる人は多いでしょう。
安心して働ける様にになるまでは、かなりの苦労と時間が掛かります。
もちろんうつ病を抱えながら、普通に働けている人も多いことは
忘れてはいけない事実です。
働くことが出来ない人と、働ける人との違いには何があるのかを
考えてみたりしますが、そこには長い葛藤や幾度もの絶望があったかも
知れません。
働く環境の違いも当然ある訳で、何かひとつの事例で片付ける事が
出来ない部分であり、
自分なりの答えを見つけないといけない部分である様な気もします。
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