自分を”うつ”だと思うと治らない!?

 

 

 

 

自分を”うつ”だと思うと治らない!?

 

 

 

自分を”うつ”と考えることが心に与える影響とは?

 

 

 

ほとんどの人は、軽い気分の落ち込み程度の、軽い”う
つ”を病気だとすることに抵抗を感じる。

 

 

自分が”うつ”なのではと考えることが、何か良くない
影響を自分に与えるのではないかと感じるのだろう。
”うつ”を正しく病気と判断することの利点は、もちろ
ん大いにあるが、それは同時に不利な点ともなりうる。

 

 

自分は”うつ”なんだと意識しすぎることには問題もある。

 

 

会社でのさまざまなストレスが原因で”うつ”になった
会社員。”うつ”になった直接の理由はなんであれ、実
際”うつ”の症状が確認できて、”うつ”診断の基準を
満たせば、医師から”うつ”であるとの診断がされる。

 

 

そこから当然、休養と薬による治療が勧められる。
十分な休養と抗うつ薬によって、問題なく回復にかう場
合もあるが、治らない場合もある。

 

 

この会社員が会社に対する不満を今だにもっていた場合、
”うつ”がなかなか治らない可能性がある。

 

 

こういった場合、”うつ”が治らないために、薬だけが
意味もなく増えていく、ということになってしまう。根
本的な問題に気づかなければ治らない。

 

 

会社での不満は常にあり、そこから受けるストレスは以
前と全く変わらないのに、薬を飲んでいるいるおかげで
楽になる。などということは普通ない。
仕事にたいする考え方を変えない限り、いくら薬を飲ん
でも”うつ”は治らない、というわけではない。

 

 

そういった問題をかかえていても、心の整理が進むこと
はある。それは重要なことだ。

 

 

しかしここで、自分は”うつ”という病気であり、その
ために今こうしてつらい思いをしているという意識が強
すぎると、”うつ”がなかなか治らないことがある。

 

 

”うつ”のせいでこんなことになってしまったという強
い思いが、不満となって蓄積されてしまうのだ。

 

 

”うつ”になっても病気と思わずに、対処しろというこ
とではない。重い”うつ”の症状があれば、自分は”う
つ”であるとしっかり認識する必要がある。

 

 

そうしないとしっかりとした治療はできないし、治らな
い。当たり前のことだ。しかし、どんな些細な行動の問
題や、”うつ”の症状を、必要以上に病気のせいにする
ことは、心の健康にとっていいことであるとは言えない。

 

 

不眠症の患者が、自分が眠れないことを必要以上に気に
する余り、かえって眠れなくなって治らないということ
はよくあることだ。

 

 

無理に眠る必要なんてない、時間があるならその分他
の人よりもむしろ有利ではないか、と考え、読書を始め
たとたんに眠りに落ちてしまったという、まるで冗談の
ような話も現実にはある。

 

 

自分は”うつ”なんだという思いが、”うつ”が回復し
始めている時期になっても強すぎる場合、かえって”う
つ”が治らないことになりかねない。

 

 

 

 

 

 

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