仮面うつ病という病

仮面うつ病

 

 

 

 

 

「仮面うつ病」という病

 

 

 

”うつ”のように見えない”うつ”?

 

 

”うつ”のことを調べていると、よく目にする言葉に

 

「仮面うつ病」という言葉がある。

 

 

この言葉はよく誤解されているようで、

 

”うつ”の患者の表情が

 

「仮面」のように無表情だから、

 

仮面うつ病と言われていると思っている人が多い。

 

私もそのように理解していた。

 

 

 

しかしこれは全くの間違いで、

 

「仮面うつ病」の「仮面」とは、

 

まるで仮面のように覆われていて、”うつ”のように見えない、

 

”うつ”という病が隠されているという意味なのだそうだ。

 

 

 

具体的に、どのような場合の”うつ”のことを、

 

「仮面うつ病」と言うのかというと、

 

”うつ”の症状として、当然あるべき、”うつ”気分がなく、その代わりに、

 

身体的症状、頭痛、倦怠感、痺れ、不眠などのような

 

漠然とした症状を訴える。

 

 

 

当然こういった場合は、迷わず内科を受診することになる。

 

しかしそこでいろいろな検査をしても、全く体に異常は見られない。

 

 

 

頭痛や倦怠感を緩和する薬を試してみても、

 

いっこうに治らない。

 

 

 

その段階で、医者が”うつ”かもしれないと疑ってくれればまだいいが、

 

ほとんどの場合は、原因不明で、

 

ただ安静にしているしかない場合がほとんどだ。

 

実は、うちの息子もそうだった。

 

 

 

どの医者にみてもらっても、医者ごとに診断が違う。

 

何を試しても、いっこうに治らないので、

 

医者も、もうお手上げといった感じにみえた。

 

 

 

私が、もうこれは内科的な病ではなく、精神的な病ではないか、

 

症状からして、もしかして”うつ”なのではないかと思い、

 

心療内科を受診して、そこで始めて”うつ”であるとわかった。

 

 

 

このように、医者からみて、最初は”うつ”には見えなかったけど、

 

実は”うつ”だった、

 

仮面で覆われていて”うつ”が見えなかった、

 

という意味のことを「仮面うつ病」という。

 

 

 

要するに「仮面うつ病」とは、

 

医者が”うつ”を見抜けなかったというだけのことであり、

 

 

「仮面うつ病」という病気があるわけではない。

 

 

子どもの”うつ”はほとんどの場合、

 

”うつ”気分を伴わないで、

 

身体的症状が中心となって出てくるので、

 

子どもの”うつ”は、医者から見た場合、

 

ほとんどが「仮面うつ病」なのかも知れない。


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