診断を間違えると治らない!?”うつ”と気分変調症の違いとは?

うつ,気分変調症

 

 

 

 

診断を間違えると治らない!?

 

”うつ”と気分変調症の違いとは?

 

 

 

うつ”と間違われやすい疾患として、気分変調症があります。

 

この気分変調症は”うつ”のような、抑うつ状態が

 

2年以上の長期に渡って続く慢性疾患です。 

 

 

 

大うつ病の診断条件を満たさない、慢性の気分障害で、

 

不安やあせりなどの不快な気分、

 

軽い抑うつ状態が続いているが、

 

”うつ”というほど酷いわけではない。

 

 

 

性格的な要因によるところが大きいと考えられている。

 

 

 

このように、気分変調症は”うつ”と非常によく似ている。

 

”うつ”との違いを簡単に言うと、

 

いつもいつも暗く落ちこんでいるが、

 

”うつ”よりは軽く、”うつ”よりも長く患っている。

 

という感じか。 

 

 

 

この微妙な違いは、我々素人にはよくわかりません。

 

医者も最初の診断では”うつ”と間違えることがよくあるようです。

 

 

その後の経過で気分変調症であると気づき、

 

病名が変更になることがあります。

 

 

 

気分変調症の発症の原因も”うつ”と同じように、

 

ストレス、家族や恋人、友人などの突然の死、

 

などによって発症することが多いようです。

 

 

 

また原因がはっきりせずに発症することもあり、

 

症状も軽度であることから、病気であると気づくまでに時間がかかり、

 

中には10年以上も経過してようやく受診する、

 

という人もいるくらいです。

 

 

 

気分変調症は、周りの人も気づきにくく、

 

常に気分が落ち込んでいて、口数も少なくなりがちですから、

 

たいがいの人は、「あの人はああいう性格なんだ」と思うだけで、

 

本人もこれは自分の性格だから仕方ないと思っている場合が多く、

 

これが気分変調症の発見を遅らせる原因となってしまっています。

 

 

 

この気分変調症も、”うつ”と同じように

 

女性のほうが多くなる傾向にあります。

 

また、親や兄弟が気分変調症であった場合も、

 

発症する可能性が高くなるようです。

 

 

 

 

気分変調症の主な症状

 

 

 

自己嫌悪

 

長期に渡る軽度の抑うつ状態

 

何も楽しめない、興味がわかない。

 

倦怠感がある

 

自分の無価値感

 

何事も自分で決めることが難しい

 

絶望感、罪悪感

 

眠れない、または眠りすぎ

 

食欲がない、または食べすぎ

 

 

 

 

これらの症状がすくなくとも2つ以上みられ、

 

しかも長期に渡って続きます

 

中には生まれてからずっと、気分が落ち込んでいて、

 

スッキリしたことがないという人もいます。

 

 

 

気分変調症は医者でも、正確に判断できないことがありますから、

 

”うつ”と診断され、薬を処方されても治らないことがあります。

 

 

 

精神科を受診されている患者の、

 

半数近くが気分変調症であるとも言われているくらい、

 

多く見られる疾患のようです。

 

 

 

気分変調症は、最初の判断を間違わなければ、

 

治療によって改善していきます。

 

 

 

子どもの気分変調症をほうっておいたり、

 

気づかなかったりした場合、

 

気分変調症の5人に1人が、

 

思春期において大うつ病を発症し、

 

さらに5人に1人が、躁病を発症するリスクがある、

 

という報告もあります。

 

 

 

気分変調症の治療

 

 

気分変調症は”うつ”と違い、

 

薬物治療の効果が期待できないと考えられていましたが、

 

最近では違うようで、

 

積極的に、抗うつ薬による治療が行われています。


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